最新TVシリーズ作放映中

進化するウルトラマンと円谷プロのゆくえ

2004.10.07 THU

最高視聴率42.8%、平均視聴率も軽く30%越え。66年から放映された初代「ウルトラマン」は、まさに怪物番組だった。その後、数度の中断をはさみながら、ウルトラシリーズは現在まで継続している。

これまでに登場した歴代ウルトラマンは、主なTVシリーズだけで14作品。さらに映画や海外製作版、子供向けアニメなども含めると、実にさまざまな種類のウルトラマンが存在する。設定としても、M78星雲からやってきた宇宙人という初期シリーズの他、光の巨人(平成ウルトラマン3部作)など数種類がある。

現在放映中の最新作「ウルトラマンネクサス」では、謎の光と融合したデュナミスト(適能者)が変身。主人公が防衛組織に属していなかったり、変身できる人間が複数いたりと、大人の鑑賞にも耐える複雑なドラマが期待できそうだ。また、年末公開予定の映画「ULTRAMAN」では、リアルにディテールアップしつつ原点回帰した、別のウルトラマンが登場。さらに雑誌媒体やイベントなどでは「ウルトラマンノア」という新しいウルトラマンも展開中。実はこれらはすべて『ウルトラNプロジェクト』なる円谷プロをあげての大プロジェクトの一環なのだという。

鉄腕アトムや仮面ライダーなど、リメイクや新シリーズが随時作られ、世代を越え親しまれる作品はいくつかあるが、ウルトラシリーズは、円谷プロが制作から版権管理、事業展開までを一元的に掌握している点に特徴がある。アトラクション含むテーマパビリオンを熊本や金沢、大阪などに展開したり「円谷チャンネルBB」で過去の作品をインターネット配信するなどの意欲的な試みは、その体制があってこそ。

円谷プロ担当者は「今回のプロジェクトで、30代や20代のファンにもウルトラマンの魅力を再認識してもらえたら」と語る。まずは新しいウルトラマンの成功を祈りたい。かつてその世界に触れ、夢と希望を注入された者のひとりとして。

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