ヤフー、楽天、ライブドア…

最近元気がいいのはなぜ?ネット企業躍進の理由

2004.11.05 FRI

10月20日、ヤフーの2004年9月連結中間期決算が発表された。売上高509億円、経常利益273億円。いずれも前期比54%、56%という高い伸び率で過去最高益だったことはもちろん、利益率が50%を軽く超えていることが驚きだ。業態がまったく違うとはいえ、松下電器、ソニーのそれは数%台。ヤフーの稼ぎっぷりがよくわかる。

ヤフー以外のインターネット企業も元気だ。楽天、ライブドアがプロ野球新規参入争い。福岡ダイエーホークス買収にソフトバンクが名乗りを上げると、すかさずブロードバンド事業を展開する有線ブロードネットワークスも、同球団買収の意向を発表。ネット企業の独壇場といった様相だ。

なぜ今、ネット企業がこれほど元気なのか? まず、インターネットユーザー数の急速な拡大がある。日本ではインターネット接続者がついに6000万人を超え、赤ん坊やお年寄りを除いたほとんどの人がパソコンや携帯からネットに接続している状況。この6000万人があらゆる場面でネットを利用すれば、当然ネット企業にカネが落ちる。以前から言われていることだが、シェアの1位、2位のサービスに人が集まり、それがまたカネを生む構造だ。それゆえ、勝ち組ネット企業らは、豊富な資金力をバックにプロ野球球団を含めた企業買収に乗り出す。「スピード感覚こそ勝ち組の条件」(熊谷正寿・GMO社長)なのだ。

2つめの理由は、勝ち組ネット企業が業容拡大期に入っていることが挙げられる。楽天の三木谷裕史社長は「事業の点と点を結びつける時期に来ている」と話す。そのためにはブランド力のアップは必須。プロ野球参入はその戦略の一環でもある。3つめは、歴史的なビジネスチャンスが訪れている点。「ネットインフラの普及が急速に進んでいるうえ、競合が少なく新規参入も難しい。掛け算で市場は発展し、やり放題」(藤田晋・サイバーエージェント社長)というのが、ネット企業の共通認識だ。

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