労働意欲を刺激するというけれど…

ストックオプションって社員のやる気に効果アリ?

2004.11.25 THU

大卒・正社員で就職しても、イマドキの月給は手取りで20万円弱。これなら学生時代のアルバイトのほうが割がよかったよ!」といきなりやる気をなくす人もいるだろう。だが、企業としては、よく働く社員をできるだけ安く雇用したい。そこで注目されるのが、社員の勤労意欲を高めるといわれる「ストックオプション」だ。

これは、あらかじめ決められた価格で所属する会社から自社株式を購入できる権利のこと。従業員は給与の一部を株でもらうこととなるが、株価が上がれば大もうけできる。一方、会社は手元に現金がなくても、ストックオプションというインセンティブ(意欲刺激)を与えることで優秀な人材を引き止めることができる、というわけだ。

いまをときめくライブドア・堀江貴文社長の著書には、ストックオプションに関するびっくりエピソードがある。同社の社員は、ストックオプションで得た1億円で、東京・目黒の一軒家とフェラーリを購入。おまけに、1200万円をゲットしたバイトの女の子までいるんだとか…。

といっても、これはネットバブルを背景にした特殊なお話。株式公開前にストックオプションを行使した一部の役員は大もうけできたが、株式公開後に与えられる一般社員のストックオプションではそのうまみは少ない。

そもそも、ストックオプションにはその権利を行使するまでの権利移転期間が2年ほど設定され、この期間にいくら株が上がっても権利を行使(購入→売却)できない。実際に自社株が購入・売却できる権利行使期間中に株価が上がればキャピタルゲイン(売却益)を得られるが、逆に株価が下がると大損となるのだ。

ストックオプションが社員のやる気を奮い立たせるかどうかは、結局のところ株価次第。本気で億万長者になりたいなら、会社からもらうストックオプションではなく、自ら起業して株式公開を虎視眈々と狙うべき、かも!?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト