メーカーが違っても中身が一緒の製品

OEMってどんな意味?そのメリットとは?

2004.12.09 THU

OEMは「Original Equipment Manufacturing」の略称。なんだかアルファベットがイッパイでよく分からない。和訳では「相手先ブランド製造」となるが、これも分かりにくい。噛み砕くと、あるメーカーが開発/製造した製品を、別メーカーが販売することを意味する。例えば日産が販売する軽自動車、モコ。これはスズキMRワゴンのOEM供給を受けているクルマだ。軽自動車メーカー大手スズキにとって、日産が新たに軽自動車市場に参入することは一見“目障り”なハズ。にもかかわらずスズキは日産にOEM供給をするのはナゼ?

スズキはOEM供給することで販売台数が増える=MRワゴンの開発コスト回収期間が縮まる。日産は軽自動車という特殊な規格の開発ノウハウを持っていない。また車両開発コストを負担することなく、需要がある軽自動車マーケットに進出することができる。双方にメリットがある“ウィン・ウィン”の関係が築けると見込んだのだろう。実際、圧倒的な日産の販売力によってOEM供給を受けているモコの販売台数は、MRワゴンを上回っている。

OEMは、クルマばかりではない。例えばパソコンに付いているCDドライブやDVDドライブは、ほとんどのケースでOEM製品を採用している。すべてを自社で開発/製造することは、費用的に合わないのだ。もっと言ってしまえば、家電製品は様々なOEM製品を組み合わせ、各社独自の“味付け”を加えているものばかり。見かけによるデザインの変更は加えやすい。人気のプラズマテレビだって、ディスプレーはOEM供給を受けているものが多い。画像処理する“エンジン”と呼ばれるコンピューターチップの部分で、自社の味付けを施しているのだ。またメーカーのブランドイメージで購入する消費者も少なくない。したがってOEM供給を受けて販売している製品でも、公に認めることを嫌がるのが実情。えっ、これもOEM?という製品が街には溢れている。

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