3ヵ月間は無収入!?

自主都合退職だと失業保険がすぐもらえないって知ってた?

2004.12.16 THU

退職――日ごろ仕事に追われているサラリーマンにとって、なんと甘美な響きなのでしょう。嫌な上司も、先行き不透明な会社も、すべてうっちゃって自由の身。失業保険をもらいながら、じっくり腰をすえて自分に合った仕事を探す。うん、それいい。ぼく辞めます。

しかし、そのあなたがアテにされてる失業保険(正確には、雇用保険の基本手当)。自分の都合で会社を辞めた場合は、すぐにはもらえませんから! ご注意ください。じゃ、いつから頂戴できんの?

それはハローワークで「雇用保険の受給資格」というものが認定されてから、かれこれ3カ月以上後になります。

えー、つまり会社を辞めて離職票をもらい→ハローワークで求職の申し込みを行ったのち(ここで受給資格認定)→雇用保険受給者初回説明会に参加し→その1~2週間後の第1回認定日で失業が認定され→3カ月の給付制限期間を経たうえで→第2回認定日で失業が認定されて、そこではじめて基本手当の一部が支給されるのです。

「つまり」と書いておきながら相当ややこしいんですが、事実かなり煩雑で、初回の受給までに最低でも4回はハローワークに詣でなくてはいけません。しかも初回説明会と各失業認定日は厳密に日時が指定されており、遅刻や欠席をしようものなら、受給日を先送りされてしまうのです。

また受給期間に規定以上のバイトを行うと、受給額からその給料分が差し引かれてしまいます。しかし3ヵ月の給付制限期間は、さすがに働かないと生活ができないのでこの限りではありません(当たり前だ)。

これほど大変な目をしていただける手当の額は、在職中の給与のたったの50~80%。さらに上限が設けられているので、退職前にいくら稼いでいた方でも、最高で1日7000円程度しかいただけません。給付日数も、R25世代なら90日の場合がほとんど。

これなら働いていたほうがよっぽどマシかも。そう思わせるのが、実は雇用保険制度の狙いなのかもしれません。

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