傷を乾かして治すのはもう時代遅れ!

傷口に潤いを保って治すモイストヒーリングのススメ

2004.12.16 THU

今まで転んでけがをしたときってどうしてました? 消毒して乾かしてかさぶたに…。そんなあなたの傷ケアは大きな間違いなんですよ!

乾かさない傷ケアは「モイストヒーリング」と呼ばれ、60年代から医療関係者の間で提唱され始めた。それは「けがをしたときは傷口をよく洗い、乾かさず患部に潤いを閉じ込める」という今までとは真逆の方法。しかも約3倍早く傷を治すことができるとあって傷ケアの新常識となっているのだ。そしてこのモイストヒーリングに一役買っているのが、新型ばんそうこう「キズパワーパッド」。今年3月には一時生産が追いつかず、販売休止になるほど爆発的な売れ行きなのだ。この登場により従来は病院でしか行えなかったモイストヒーリングが、家庭でも可能になった。

しかし、通常のばんそうこうと一体どこが違うのか? まず皮膚にしっかりフィットする特殊なハイドロコロイド素材だから傷口が乾きにくく、傷口から出るジュクジュクした汁を閉じ込める役割がある。このジュクジュクは今までは乾かしたり、ふき取られたりと重要視されていなかったが、むしろ天然の治療薬だったのだ。体液の一つで滲出液と呼ばれ、傷口に保てるほど皮膚の自然治癒力を高めてくれる。傷口をキズパワーパッドで覆うことにより、この滲出液が満たされモイストヒーリングに最適な環境を生むわけだ。そして、皮膚に5日間ピタッと貼り続けるだけで傷が治ってしまう。さらに傷口を乾かす方法に比べて痛みも少なく、傷跡も残りにくいのだ。

「本来体が持つ傷の力を利用する、という意味をこめてキズパワーパッドという名前をつけました」と発売元ジョンソン・エンド・ジョンソンの坪田さんは語る。まさに自然治癒力を生かした最強のモイストヒーリングアイテムなのだ。

勢いあまって転んでケガ。そんなときは乾かさないで、洗ってピタッだ。これで忘年会で取っ組み合いのケンカをしてもへっちゃらだね。がんば。

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