ヨタの技術が世界標準に!?

ハイブリッド技術供与をポルシェがトヨタに要請?

2004.12.22 WED

10月初旬、「ポルシェがトヨタにハイブリッド技術の供与を求めた」という報道が一斉に流れた。すでにトヨタはハイブリッド技術を日産自動車やフォードに供与している。もし、このニュースが事実だとしたら、トヨタのハイブリッド技術が“世界標準”にまた一歩近づく。世界の誰もが認める、老舗スポーツカーが採用するかもしれない、というのだから。

ハイブリッドシステムを簡単に説明すると、エンジンに加え動力源にモーターを併用する。発進時にモーターを使い、ブレーキ時にはモーターが発電機の役割を果たす。電力エネルギーを上手に使うことで、低燃費を実現している優れもの。トヨタのハイブリッド技術は、97年にプリウスの世界初の量産化が始まり。このころプリウス1台あたりの製造コストは販売価格を上回っていたという。しかし、飛ぶように売れたプリウスは、国内のみならず海外でも大ヒット。今では“ドル箱”路線とさえ呼べる。現在ハイブリッド車はプリウスだけでなく、ミニバンや大型セダンなどのモデルでも展開。ポルシェがトヨタのハイブリッド技術を採用すれば、世界中の自動車業界に影響を及ぼすことは間違いない。

追加の報道があるかと思いきや、マスコミはまったくこの件に関して触れてくれない。そこで両社にヒアリングを試みた。結論から言うと、このニュースは現段階では「憶測」、「可能性」、「希望的観測」であった。正式に決まっている内容は何もなく、オフィシャルなコメントは特に出せない、というのが双方の言い分。ポルシェの広報担当者によると、ガソリンエンジン以外の動力源を探しているのは事実なようだ。ヨーロッパでは08年から排ガス規制が今以上に厳しくなる。ディーゼルに関しては「スポーツカーに似つかわしくない」とポルシェは従来から否定的。そこで環境に優しい動力源として、ハイブリッド技術は有力な候補のひとつ。ただ、それがトヨタのものになるかは未定。もしトヨタのハイブリッド技術が名門ポルシェに供与されることになれば、日本の工業製品の金字塔になるといっても過言ではない。

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