2005年は経営者の世代交代元年?

「団塊世代」が定年退職、「新人類」社長の時代が到来!

2005.01.06 THU

2005年。今年はどんな年になるのか。社会的な変化の一つとしては、いわゆる「団塊世代」が会社の定年退職期にさしかかる。戦後のベビーブーム(1947~50年)に生まれた今年55歳~58歳を迎える世代のことだ。前後の世代と比べて人口が多いことから「団塊」(かたまりの意味)という名が付いた(命名は作家の堺屋太一氏)。

そんな彼らが揃って退職し始めることで、会社の組織や経営、あるいは社会全体に大きな変化が表れる。たとえば、通勤人口の減少によって満員電車の混雑が緩和されるかもしれない。しかし同時に、鉄道会社や駅の売店、周辺店舗の売り上げが減る可能性も高い。会社では世代交代が起こり、40代が組織の中軸になっていく。

団塊世代と40代の違いは、次のように表現されることが多い。団塊世代は戦後の集団主義の影響が残る時代に育ったため、周囲を気にかけ、人並みであることに安心する。一方、高度成長期におもに核家族で育った40代は、世間の目をあまり気にしない個人主義で、人並みはイヤで自分らしさにこだわる。40代が社会人になった20数年前、彼らは「新人類」と呼ばれた。団塊世代は社会的な不正義の存在自体を嫌うが、40代は不正義が自分に干渉してくると反発する。それぞれの世代に特徴があり、どちらが良い悪いという問題ではないが、育った時代や考え方の違う人々の間で世代交代が始まることは間違いない。

思えば、昨年は40代経営者の台頭が目立つ年だった。象徴的なのがプロ野球界。ダイエー球団を買収したソフトバンクの孫正義社長は47歳、新規参入を果たした楽天の三木谷浩史社長も今年40歳になる。マスコミなどの表舞台に登場する華々しい経営者だけでなく、無名だが40代で大企業の経営陣に抜擢されるケース、会社の創業や転身で注目を集める40代経営者が増えてきた。2005年は「新人類」経営者の活躍の場が一段と広がっていきそうだ。

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