銀行窓口で株式販売がいよいよ解禁!

銀行って、これから一体どう変わっていくの? を予想

2005.01.20 THU

今や株が銀行で買えるようになったのをご存じだろうか。昨年12月に銀行への証券仲介業が解禁されたのだ。一足先の4月には一般事業者に解禁され、コンビニのローソンで株売買ができるようになっていた。97年からの金融自由化、いわゆるビッグバンの流れは、いよいよ証券の垣根を取り払うところまで来たのだ。そしてビッグバンの総仕上げとしての保険事業解禁は、07年4月になるのでは、といわれている。銀行で、株も買えるし、保険も買えるようになるのである。

だがもちろん、証券業界にも保険業界にも反発の声がある。銀行が、圧倒的な店舗網を持っているからである。証券会社の全店舗数は約2000。それに対して、銀行は約1万4000。しかも、多くは駅の目の前などの好立地。人がたくさん集まる便利な場所にある。この強みをフルに発揮されたら、とてもかなわない、ということだ。

一方の銀行、特に支店はどうやらこれから大きく変貌していくことになりそうである。あらゆる金融商品を扱う一大販売拠点となるのだ。預金も株も保険も、全部ひとつの支店で相談できるとなれば、集客力は格段に上がるだろう。しかも事業の広がりは、金融にとどまらなくなる可能性もある。

昨年末、伊藤達也金融担当大臣に取材する機会があったが、彼はこんなことを言っていた。金融は単にお金を貸すだけではなく、そこに様々な付加価値をつけていくことができるはずだ、と。例えば住宅ローンを組みたい人がいるとする。その人の目的は、実はローンを組むことではない。マイホームを購入することだ。となれば、家の設計やインテリアについても、実はアドバイスを求めている。引っ越しの情報や新しい街の情報も手に入れたい。銀行がひとつの拠点になって、家を買う人のために、いろんなサービスを提供したり、いろんなビジネスと連携していくビジネスモデルもありうるということだ。不良債権問題と大再編が一区切りした銀行だが、これからどう変貌を遂げていくか注目だ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト