今年は“鬼”と”魔法”!?

仮面ライダーと戦隊に学ぶ東映&バンダイの商品戦略

2005.02.10 THU

変身ッ!復活6年目を迎えた平成ライダー最新作「仮面ライダー響鬼」は、その名の通りモチーフが鬼!しかも主人公を演じるのは例年の新進イケメン俳優ではなく実力派・細川茂樹(33歳)と、意外な配役が話題を呼んでいます。一方「秘密戦隊ゴレンジャー」に端をなすスーパー戦隊の第29作目は「魔法戦隊マジレンジャー」。昨今流行の魔法&手品を巧みに取り入れた内容とか。

それにしても不可解なのが両番組の放映開始時期。いわゆる1月・4月・7月・10月のTVの番組改編期とはまったく関係のない、例年2月前後のスタートなのです。

「実はそのタイミングこそ、弊社とバンダイ様の長年にわたるマーチャンダイジング展開の経験値から導き出されたものなのです」。こう語るのは両番組を制作する東映・テレビ商品化権営業部の石井大輔さん。

「特撮番組のビジネスモデル上、おもちゃやアパレルに代表されるキャラクター商品の売上げを無視することはできません。それら関連商品の売上増が見込めるのは、卒園・入園シーズンの『春休み』に始まり、『ゴールデンウイーク』『夏休み』の長期休暇、そして最大の需要期である『クリスマス&正月』の各商戦期。番組開始直後はキャラクターの認知度も露出度もまだまだ低く、爆発的な売れ行きが望めないため、各商戦期から逆算設定したのが現在の例年2月前後のスタートというわけです」

なるほど。この時期の放送開始は「ティーザー(事前のじらし広告)」的役割を担っていたのですね。各商戦期に合わせて番組内で新ヒーローや新アイテムを登場させる綿密な商品展開も行っているとか。一方マーケットは少子高齢化で縮小傾向。このまま子供相手で大丈夫なのでしょうか?

「あくまで基本は子供番組ですが、R25世代をはじめ、大人の観賞にも堪えうるドラマ作りや、商品作りにも取り組んでいます」

ビジネスにも使えそうなノウハウがたくさん詰まった特撮番組。今までとは違った視点で観賞してみるのもアリ?

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