ビジネスにハクがつきそうな肩書だけど…

ブッシュ大統領も持っているMBAって何の役に立つの?

2005.02.24 THU

経済学者やアナリストなど「仕事できそう」な人たちの肩書でよく見かける「MBA取得」の文字。いったいこのMBA(Master of Business Administration:経営学修士号)を持っていると、何の役に立つのだろう?

そもそも、MBAとは「ビジネススクール」(大学院)で取得する学位のこと。世界で最初のビジネススクールは、米国ダートマス大学のエイモス・タック経営大学院である。MBAを取得した人を「MBAホルダー」といい、ブッシュ米大統領やアナン国連事務総長、国内では三木谷楽天会長兼社長、宮内オリックス会長兼CEOらがMBAホルダーとして有名だ。

ビジネススクールの入学者には、企業や組織の勤務経験で得たビジネスのノウハウをさらに深め、キャリアアップを目指す社会人が多い。そんな人たちが集まるビジネススクールで得られる人脈もまた、この資格以上にかけがえのないものなのだ。

ビジネススクールには、国際的な認可機関がある。AACSB(www.aacsb.edu/)というその機関の認可校リストには、ハーバード、ノースウェスタン大ケロッグ、MITスローンなど、世界的にも著名なビジネススクールが名を連ねる。ちなみに、日本では慶應ビジネススクール(KBS)が唯一の認可校だ(1月末現在)。

MBAを取得したいが留学はとても…という人には、遠隔教育という選択肢もある。国土の広い米国では遠隔教育は常識で、そこで取得できるMBAは留学した場合のものと何ら変わらない。在宅時に参加できるインターネット授業などもあり、多忙な人にはうってつけだろう。

とはいえ、資格取得は本人の努力次第。MBAホルダーで経営学博士号も持つエコノミストの山口浩氏は言う。「MBAは土くれを金に変える魔法ではなく、その価値は取得した人自身が決めるもの。MBAホルダーの人脈についても、ただの飲み友達で終わるか、一生もののネットワークにするか、その人しだいですね」

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