新手の手口が次々に登場

キャッシュカードを狙うスキミング犯罪対策とは?

2005.02.24 THU

知らない間にキャッシュカードの磁気データが盗まれ、預金を引き出されてしまう――こんな事件が急増している。そう、スキミングというやつで、最近もゴルフ場を舞台にしたスキミング事件が話題になったばかり。もはや人ごとではないが、どうすれば被害を防げるのだろうか。その手口と対策とは?

そもそもスキミングとは、キャッシュカードなどの磁気情報をスキマーというタバコの箱ほどの機器を使ってデータを盗みとることをいう。典型的なのがマッサージ店などで客の財布からカードを抜き取りスキミングするやり方だが、いま増えているのはATM内に偽装したスキマーを設置する手口。実際、昨年8月には愛知県の主婦がATMを利用した際、「防犯のため、この機械にカードを通して下さい」という張り紙があったのでその通りにしたら、1000万円も引き出されてしまった事件が起きている。ほかにも発信機付きのスキマーで離れた場所からスキミングしたり、服のうえからデータを読み取る「非接触型スキマー」なるものまで登場しているという。では預金を守るにはどうしたらいいのか。

スキミング対策は大きく分けると3つある。まずカードの管理の徹底と暗証番号の秘密保持は基本中の基本。暗証番号に誕生日を使わないのはもちろん、ATMでは常に周囲を確認し、明細書も絶対にその場で捨ててはいけない。次にキャッシュカードをハイテク化してスキミング自体を不可能にする防止策があり、これはすでに各銀行がICカードの導入や、手のひらの静脈で本人確認をする対策を打ち出している。

しかしなにより必要なのは、預金者保護のための法整備、つまり被害者補償だ。たとえば米国には一定期間内に銀行に通知すれば預金者の負担は約5000円以内に限られるルールが法制化されていて、英国にも預金者の負担を約1万円以内にする金融業界の自主ルールがある。被害者に限らず、一刻も早く日本も法整備してほしい、というのが全預金者の願いだろう。

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