買う楽しみをプラスした新しい店づくり

大手チェーンが本格展開?レアなお店が増える理由

2005.03.24 THU

おなじみの名前を冠していながら、いままでとは違う店構え。大手チェーンが仕掛けるレアなお店が増えつつある。“どこでも同じ”はずのチェーン店にいったい何が起きているのだろうか?

コンビニ業界でいち早く新業態に乗り出したのはローソンだ。自然食のお弁当や環境に優しい雑貨を扱う「ナチュラル・ローソン」を平成13年にスタート。現在、その数は25店舗にのぼる。ローソンに続き業界第3位のファミリーマートも、オフィスビルをターゲットにした「ファミマ!!」を本格的に始動させている。

「利便性を追求してきた従来のコンビニの枠組みを超え、豊かなオフィスライフを提案していきたい」(ファミリーマート広報部)というだけあって、店内には輸入文具や中国茶葉が並ぶ。落ち着いた雰囲気も、従来のコンビニとはずいぶん違う。

また、ユニクロを展開するファーストリテイリングは昨秋、大阪の心斎橋に「ユニクロプラス」という大型店をオープンさせた。今年は銀座をはじめ、6店舗以上の出店を予定している。「売り場が広くなり、旬のデザインを取り入れた特別アイテムなど豊富な品揃えが可能になりました。新たに顔つきのトルソーも開発し、トータルコーディネートを提案しています」(ファーストリテイリング広報・プレス部)。

これまで大手チェーンは、販売や仕入れを効率化することで店舗数を増やし成長してきた。だが全国にサービスが行き渡ったいま、その拡大路線には限りがある。そこで登場したのが、“買う楽しみ”をプラスした店づくりなのだ。

だが、大手チェーンによるレアなお店が続々と誕生する一方、採算の問題から短期間でひっそりと閉店を余儀なくされた店舗もある。定番商品を押さえつつも、一歩進んで“スタイルを提案する”店へと攻めの姿勢をみせる大手チェーンだが、新たな市場を獲得するための模索はまだまだ続きそうだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト