インボイス、フルキャスト、ヤフー・・・

ネーミングライツっていったいどこがはじめたの?

2005.04.07 THU

インボイス、スカイマークエアラインズ、フルキャスト、ヤフー。これらに共通することってな~んだ? そんな質問に即答できた人は、かなりの野球ツウとみて間違いない。答えは、“今シーズンからプロ野球球団の球場ネーミングライツを取得した企業”。ネーミングライツとは、スポーツ施設などの名称に、スポンサー企業の社名などを付与する権利のこと。前年まではブルーウェーブ1球団だけが採用していたのだから、まさに激増だ。でも、そもそもネーミングライツってどこが最初にはじめたのだろう?

実は、もともとアメリカで発達した考え方で、一番最初のネーミングライツ契約は、73年にまで遡る。リッチ・フーズ社がNFLの人気チーム、バッファロー・ビルズの本拠地を「リッチ・スタジアム」と命名したのが最初だといわれている。その後、80年代に入ると、MLBやNBAなど他のスポーツにも拡大し、現在では施設の建設・運営資金を調達するための手法として定着しているのだ。

日本では現在、JリーグのFC東京と東京ヴェルディ1969が本拠地を置く、味の素スタジアムが最初だといわれている。東京都の第3セクターとして誕生した東京スタジアムは独立採算制で運営しているため、収入源のひとつとして導入したのだ。

しかし、このネーミングライツ。スポンサーの名前をつければいいわけではない。

「ネーミングがころころ変わってしまっては、とても不便です。だから、当初10年契約を考えていました(実際は5年契約)。新しいネーミングをいかに受け入れてもらうか。その努力が一番大切なんですよ」と味の素スタジアムの広報担当者は語る。

アメリカでも数十年といった長期間の契約を結び、安定的な収入源を与えることで、企業がスポーツ文化を支えるという側面がある。10年後、日本ではいくつのネーミングが残っているのか。スポーツ文化の成熟度が問われているのかも。

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