もしも“億”の資産を手に入れたら…

「プライベート・バンキング」に僕たちもお世話になりたい!

2005.04.27 WED

三菱東京フィナンシャル・グループが、アメリカの大手証券会社のメリルリンチと合弁会社を設立するというニュースが流れたのは、3月上旬。この新会社が特化するのが「プライベート・バンキング業務」だ。

プライベート・バンキングとは、個人や家族に対して特別な資産運用や資産管理をしてくれるというサービス。株式や債券への投資はもちろん、不動産の運用や管理、相続対策、税金対策、事業の継承、高額な絵画などの購入、さらには保険や年金、人生プランのコンサルティングなどなど、ありとあらゆる資産運用に関するカスタムメイドのサービスをやってくれるという。こりゃ、マジですごい。だが、しかし、である。対象になるのは、億単位の金融資産を持つ富裕層のみなさんのみ。それ以外の人々はお呼びでないというのである。なぜか。

株もそうだが、お金が増えるリターンが大きいところには、常にリスクが潜んでいる。だが、このリスクは投資の仕方によって軽減できるのだ。たとえば、100万円投資した株が70万円になったとする。これだけだとまさに30万円がパー。しかし、1000万円で、いろいろな銘柄に投資していたとすればどうか。70万円になった株もあれば、100万円が140万円になる株もあるかもしれない。投資対象を分散させることで、ひとつの銘柄に潜むリスクを低減させられるわけだ。つまり、お金があればあるほど、リスクを恐れずリターンを狙える。万が一についてリスクヘッジしながら投資が行えるのだ。運用を担う金融機関としては、富裕層の巨額な資金ならリスクとうまく付き合いながら、総合的にリターンを狙っていける可能性が高い。しかも金融機関とすれば、取引が多いほど手数料が稼げる。一人の顧客で利益を狙えるのだ。

正確な統計はないが、金融資産1億円以上の富裕層は、日本には50万人とも100万人ともいわれる。もし万が一にも、いつか億を超える資産ができたら、ぜひともお世話になりたいものである。

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