アメリカで『プリウス』が大ヒット

日本にも広がる新コンセプト“LOHAS”とは?

2005.04.27 WED

ガソリンの価格が高騰し、低燃費の日本車が軒並み好調な米国で、低燃費はもちろんのこと環境にも優しいTOYOTAのハイブリッドカー『プリウス』が、納車待ち半年以上の大ヒットをよんでいる。

今年2月末に行われた第77回アカデミー賞では、レオナルド・ディカプリオをはじめとしたスターの面々がリムジンでなくこの『プリウス』で来場したのが報道された。ティム・ロビンスやキャメロン・ディアス、オーランド・ブルームなど環境保護を謳うハリウッドセレブの支持率が高いのも、この小型のエコカー人気を後押ししてる要因なのだとか。

近年、全米では“LOHAS”がライフスタイルとして定着しつつある。社会学者ポール・レイ氏と心理学者シェリー・アンダーソン氏により提唱された概念で、Lifestyle Of Health And Sustainabilityの頭文字をとった造語だ。自分の健康や幸福を追求すると同時に、持続可能な地球環境の保護を志向し、人類の幸福も考慮に入れた生き方のこと。自己中心的でありながら利他的でもあるという両方のバランス感覚を持った新しい価値観なのだ。

しかし、この概念“禁欲的”というのとは少し違う。ブランドにこだわらず、本当に良いものを地球環境に配慮して選択していくということで精神的にも金銭的にも余裕が必要になることから、当初はセレブや知識階級をターゲットにしている印象を与えた時期もあった。しかし企業のエコ意識が高まり、手に入れやすい価格帯の商品も出現したことにより、巨大なマーケットが生まれビジネスを変えようとしている。いまや全米では、人口の30%はこのLOHASコンシューマーといわれ、約6300万人・2260億ドルの市場規模を持ったビッグビジネスにまで成長しているのだ。

最近、日本でも耳にすることが増えたこのLOHAS。地球にも有益なこのコンセプトが、これから日本でビジネスとしてどう定着していくか、要注目!

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