株で儲かるのは、株価の上昇だけじゃない

成長企業のキーワード「株式分割」に注目!

2005.05.19 THU

株式投資の最大の醍醐味といえば、株価の値上がり。だが、実はそれだけではない。企業は「配当金」という形で株主に報いている。そこで注目したいのが、ライブドア騒動でもちょっと話題になった株式分割である。これは、すでに発行している株式を分割、発行済み株式数を増加させること。たとえば1株→2株という分割なら、1000株持っていた株主は自動的に2000株の株主になれる。もし仮に1株当たりの配当金が据え置かれたなら、なんと自動的に配当も2倍になるということになるのだ。

そして株式分割は、株価上昇にも影響する。企業が株主分割を行う目的の多くは株主の拡大。1株→2株という株式分割なら、時価総額はそのままに株価は半分になるが、企業にしてみれば、高値になって買いづらくなった株を買いやすい水準にできる。実際、株式の数が増えれば売買は活発になり、「この値段なら買ってもいい」という投資家も増える。そんなわけで多くの場合、株式分割発表後、株価は上昇に転じるのである。それを知っているから、ますます投資家は株式分割に注目するのだ。

では、どんな会社が株式分割を行うのかといえば、成長力の著しい会社である。典型的なのはベンチャー企業。アメリカでも株価が100ドルを超えると株式分割を行う企業が多く、マイクロソフトやインテル、オラクルなどが頻繁に分割を行ってきた。日本で有名なのは、ヤフーだ。

ヤフーの97年上場時の株価は1株200万円。4月20日の株価は23万6000円だが、ヤフーは上場以来、1株→2株という株式分割を実に11回行っている。その結果、上場時の1株は今や2048株! もし公開時に1株買って持っていたなら、現在の株価×2048株で、なんと評価額は4億8332万8000円! 株式分割なくして、おそらくこんな額にはならなかっただろう。株式分割をしそうな会社の株を買って長期で持っておく。これも株式投資の醍醐味のひとつである。

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