シブヤ、六本木、ヨコハマ…続々創刊中!

ミドルメディアとして注目される地域密着型「ネット経済新聞」

2005.08.04 THU

最近、インターネットで地域密着型の“経済新聞”を見かけることはないだろうか? おカタイ印象の経済新聞がなぜネット限定で、どんな地域限定情報を発信しているのか。00年に創刊されたシブヤ経済新聞編集長で、ヨコハマ経済新聞、六本木経済新聞の運営協力などを手がける花形商品研究所の西樹さんに、同紙(?)のコンセプトを聞いた。

「もともと広域渋谷圏の10代の生活や消費スタイルを毎週レポートし、『J‐WAVE』のコンテンツとして提供していたんです。ただ、渋谷の情報をワンストップで見てみたいと思ったとき、どこの店が美味しいという情報はたくさんあるけど、『誰がデザインした』『系列はどこか』『坪数は?』など、バックグラウンドがわかる情報はない。そこで、ビジネスやマーケティング、カルチャーも含めた元気な商業交流のメディアをつくろうと思ったんです」

“経済”というと小難しそうに聞こえるが、電車に乗る、ごはんを食べる、モノを買うなど、日常生活における広い意味での“経済活動”がコンセプト。そのため、記事にはやわらかいニュースやカルチャー情報が多いのも大きな特徴だ。

エリアをしぼるメリットは「何かあったらすぐ行ける」機動力。ネットの性質上、印刷の手間がかからないので情報の速さは抜群だ。コストもほぼ人件費だけで済む。

「95%はアナログな仕事なんですよ。たとえば、ある店長が『新しい店に移る』と電話してきたら取材する。『道の途中に工事現場ができた』と聞いたら、何ができるのかすぐに見に行く。私たちのスタンスは、読者が見たいものを先に見てくる『読者のエージェント』なんです」(西氏)

編集部はスタッフ3名という小所帯だが、NPOなどの活動を取り上げ、マスへの露出を手助けする「ミドルメディア」としての役割は大きい。地域密着型のネット経済新聞が今後地方まで広がれば、ネット発の地域振興が本格的に動き始めるかもしれない。

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