ウチの会社も関係あり?

監査法人って、どんな役割をしているの?

2005.08.18 THU

ニュースでときどき見かける「監査法人」。企業不祥事があると「あそこの監査法人はどこだ」なんてスレがネット上でも立ったりする。この監査法人って何か知ってました?

そもそも監査とは、まったく利害関係のない第三者による証明業務のこと。もしある企業の経営内容が気に入って株を買ったとして、経営内容がデタラメだったら大変。そこで、商法では一定の企業の監査を、証券取引法では有価証券を発行する企業の監査を義務づけている。上場会社、および資本金5億円以上、負債200億円以上の大会社だ。ここで登場するのが監査法人。「監査をすることができる人たち」である。

上場会社や大会社の作る財務諸表の監査は、当然ではあるが一定以上の会計の知識や経験が必要だ。そのため、こうした財務諸表の監査は、資格を持った者のみができると法律で定められている。その資格が「公認会計士」だ。たとえば大手監査法人には、数千人規模の公認会計士が所属し、多くの企業の監査にあたっているのだ。

誤解しがちだが、監査法人は自分たちで企業の財務諸表を作るわけではない。作るのはあくまで企業で、監査法人はそれが正しく作成されているかを監査し、信頼性を与える。そして監査報告書を出す。したがって、虚偽の表示のない財務諸表を作成する責任はそれぞれの企業が負っている。だが、だからといって甘い監査は許されない。アメリカで起きたエンロン事件は、不正会計が世界的に問題となった。監査を担当した名門の大手監査法人、アーサー・アンダーセンは、責任を追及され、なんと全世界で消滅してしまったのである。

公認会計士も、資格さえ持っていればいい、というわけではないらしい。毎年、年間40単位以上の継続的専門研修を履修することが、日本公認会計士協会によって義務づけられているという。誰かが作ったものが正しいかどうか証明する。考えてみれば、難しい仕事だ。難関資格が必要なわけである。

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