日本では金融業にも参入

時価総額で世界1位を争うGEっていったい何の会社?

2005.09.29 THU

ファイナンシャルタイムズ「世界で最も尊敬される企業」、フォーチュン「世界で最も称賛される企業」、ビジネスウィーク「世界で最も価値のあるブランド」、そして世界の時価総額ランキング…。企業を評価する指標では、常に上位に顔を出している企業といえば、GE(ゼネラル・エレクトリック)だ。前CEOのジャック・ウェルチ氏の書籍がベストセラーになるなど、日本でも知られる企業だが、実は何の企業なのか、よくわからないという声は少なくない。

GEの源は、実はあの発明家トーマス・エジソンが設立したエジソン・エレクトリック・ライト・カンパニー。1892年、同社は他社と合併、GEは誕生する。そう、ルーツは電気製品のメーカーなのだ。だから実は今もGEの冷蔵庫がある。だがGEは後に、事業を飛躍的に拡大させていく。現在の扱い商品・サービスをちょっと挙げていくと、航空機エンジン、シリコン、セキュリティ、発電システム、自動車リース、クレジットカード、個人ローン、医療用画像診断装置、放送、エンタテインメント…。GEとはとても一言でどんな会社か説明できない、コングロマリット企業なのだ。

ではなぜ、GEはこんな多角化を見せたのか。答えは簡単である。企業として利益を追求するためだ。もしある事業が何らかの理由で落ち込んでも、他に成長分野があれば、企業として利益が落ちることはない。GEは積極的に成長分野を組み込んでいった。その重要な戦略がM&Aだった。一方で、ROE(株主資本利益率)が20%以上の事業に特化するために、成長が鈍った事業は惜しげもなく売却した。

こうした大胆な経営戦略の結果が過去40年にわたる利益増であり、世界からの評価なのだ。そしてもうひとつ、ニューヨーク株式市場の指標となるダウ平均はアメリカの主要30社の平均株価が用いられているが、1896年の算出開始以来、現在まで継続して構成銘柄に残っている会社はGEのみ、なのである。

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