アニメ、アイドルの次は映画

ケンシロウが財布をアツくする映画ファンドって!?

2005.10.20 THU

映画を観にいくと、スクリーンに「○○制作委員会」という文字を見かけることってあるよね? コレってどんな委員会かと思ったら、映画を制作するのに必要な多額の資金を配給会社を中心に、出版社・広告代理店などが名前を連ねて資金調達のリスクを分散し、同時に、宣伝などの協力を仰ぐというモノで、最近、一定の成果を収めている。そして、この映画制作の資金を集めるために、今、新たに誕生しようとしているのが、銀行など金融機関が窓口となって一般投資家から資金を集める「映画ファンド」という手法。

先月公開された松竹映画『忍―SHINOBI』は、みずほ証券と組んで個人投資家を対象に予想を上回る5億円を集めた。そして、10月16日からSMBCフレンド証券が募集したのは、83年から『少年ジャンプ』で連載され、単行本の累計販売部数が1億冊を超える漫画「北斗の拳」のファンド。その名も「北斗ファンド―英雄伝説―」。

「ちょうど新たな投資商品の提供を考えていたところ、『北斗の拳』という確固たるファン層を持ったメジャーコンテンツと出会い、このファンドは成果が期待できると感じました。混迷を深めるばかりの時代に、北斗の熱き魂はいまだ滅びることなく輝きを放ってます」(SMBCフレンド証券/経営企画部・八尾氏)

投資金額は、一口10万円にもかかわらず、「発表して2週間足らずで、既に1000件を超える口座開設の申込み」(八尾氏)と人気上々。06年春から08年春にかけて『北斗の拳』を原作とするオリジナル劇場用映画作品3本とビデオアニメ2本が制作され、ヒットの暁には興行収入やライセンス許諾で得た収益が還元される。気になる第一作の声優陣には、ケンシロウ役の阿部寛を筆頭に柴咲コウ、宇梶剛士ら豪華キャストが決定済み。果たしてファンドの「ケンシロウ」は映画界の資金調達の壁を打ち倒すことが出来るのか? 個人的には「ひでぶっ!」っていう結果だけは避けたい(笑)。

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