はんぺん、納豆、スーパーのレジ袋 etc...

原油高で意外なものが値上がりする理由とは?

2005.10.27 THU

生活を直撃し始めた原油高。でも、「車にも乗らないし、飛行機にも乗らないから、原油高なんて関係ないや」と思っている人も実は多いのではないか。ところがそんなことはもう言っていられなくなってきているのだ。もうすでに「え、こんなものにも」というところまで原油高の影響が押し寄せてきているのである。

すでに一部で報道され、衝撃的だったものには、「はんぺん」がある。なぜ、原油高ではんぺんが値上がりするのか。はんぺんの原料は、魚。この魚を獲っているのは、漁船。そして漁船を動かしている燃料は原油、だというのである。まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」ような話だが、これが真剣そのものの話。魚肉のすり身の仕入れ価格は実際に上昇していて、すでに今年の夏には大手の練り物メーカーがちくわやさつま揚げなどの練り物製品を平均10%も値上げしていたのだ。

製品の値上げはなくとも、意外な方法でコストダウンに取り組んでいるケースもある。たとえば、納豆。納豆の場合は、原油高が直撃しているのが、プラスチックのトレイだ。石油製品はもちろん、石油を加工した製品も、原油高で価格が上昇している。納豆メーカーのなかには、コストの上昇分だけ中身の納豆を減らしている、という話もあるという。また、スーパーなどで使われるレジ袋も石油製品。だが、買い物に袋を使わないわけにもいかないし、半分の大きさにするわけにもいかない。そこで生まれた苦肉の策が、袋の厚さを薄くすること。コストを消費者に転嫁しないよう、こんな涙ぐましい努力が行われているのだ。

とはいえ、コストダウン努力にも限界がある。物流するとなれば、あらゆるモノが燃料費の高騰による影響を受けざるを得ない。このまま原油高が続けば、じりじりとモノの値段が上がっていくことは避けられそうにない。原油高のニュース、人ごとではありませんぞ。 

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