夏に医薬品株が動くのはなぜ?

株式相場には季節ごとの人気サイクルがある

2006.02.02 THU

「ライブドア・ショック」をきっかけに大混乱に陥った株式市場も平静を取り戻しつつある。「株価にもっとも影響を与える企業業績は堅調。値下がりは一時的」という見方が市場の大勢を占めている。「安値で買って高値で売る」というのが株式投資の大原則。だとすれば、株価が下がったいまは絶好の買い場とみることもできる。

では、上場3700銘柄から値上がりしそうな株をどうやって選ぶか。株の初心者には至難の業だが、そこで格好のヒントになりそうなのが現在発売中の『会社四季報で見つけた株厳選100銘柄』である。銘柄の徹底解説に加えて、株式市場の特性もわかりやすく解説している。

たとえば、アトランダムに動くと思われがちな株式相場にも季節的なサイクルが存在するのをご存じだろうか。夏シーズン到来前にはビール、アイス、エアコンなど「サマーストック」銘柄が動きやすいというのはよく知られた話。そして秋口が終わりに近づくと家電やゲーム、小売り関連の銘柄が人気を集める。これは米国のクリスマス商戦、国内なら冬のボーナス商戦で市場が盛り上がるためだ。

7、8月は外国人投資家が長い夏休みをとりがち。休み前に持ち株を処分してしまうことが多く、市場は閑散としている。こうした時期はわずかな材料で株価が大きく動くこともある。医薬品など、普段は動きの少ない「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれる業種が脚光を集めるのもこの時期だ。

さらに2006年特有の要因もある。その筆頭は小泉首相の自民党総裁任期が満了となる9月。後継者は誰になるか。構造改革の行方次第で銀行株が大きく動くはずだ。11月には米国で中間選挙が実施される。日本企業の動静に敏感な選挙区の勝敗が輸出メーカーの株価を左右することになる。

こうした季節ごとの人気要因を頭に入れておくだけでも、株式投資戦略で優位に立てるはずだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト