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最近話題の「超低価格DVD」安さの秘密はどこにある?

2006.02.02 THU

「どうしてこんなに安いんだ?」という疑問が先に立ち、なかなか手を出せずにいる人も多いのではないだろうか?って。これは最近、書店やCDショップなどで頻繁に見かけるようになった、超低価格DVDのお話。名作映画が500円!なんて、あまりにも嬉しい話すぎて、やっぱり少しは心配になりますよね。ズバリ、超低価格DVDって、海賊版だったりするんじゃないですか?

「収録されている作品の大半は基本的に、著作権が消滅、あるいは放棄されている『パブリックドメイン(PD)映画』なんですね。PDとなった映画は、原版さえ入手できれば使用料を払わずとも自由に配布できるため、あの低価格が実現できるわけです。ですから、もちろん海賊版ではありませんし、画質も従来のDVDと変わりありません」(PD映画の原版供給を行っている株式会社ブレーントラストの平山宏行さん)

意外と知らない人もいると思うので補足しておくと、小説や音楽、映画といった作品を取り扱う権利(著作権)には期限がある。たとえば映画なら、作品が公表された年から70年まで(03年までは50年だった)が著作権法で保護された有効期限(海外の映画でも日本の法律が適用されるのが原則)。それ以降はPDとなり、誰でも自由に利用できるようになる…。ということは、超低価格DVDって、自分で勝手にコピーして販売しても罪にならないんですか?

「確かに収録されている映画自体はPDとなっているわけですが、映画についている字幕は、DVD化にあたり新しくつけられたものなので、著作権が発生しています。つまり、超低価格DVDをコピーして販売することは違法です」(平山さん)

ちなみに、原版の入手や権利関係の確認にはかなりのスキルが必要なため、個人でPD映画を扱うのは「ほぼ無理」とのこと。僕ら的には、過去の名作が安価に手に入るという“恩恵”で、ひとまず満足しといたほうがよさそうですね。

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