新聞で言う利益ってどれだっけ?

営業利益と経常利益と純利益、どれが一番大きい?

2006.02.09 THU

ひとくちに利益といっても、実はいろいろあったりする。営業利益、経常利益、純利益。3つの利益の違い、すぐに出てきます?

まずは営業利益。これは、企業の売上高から「原価」と人件費、オフィス費、広告費などの「販売費および一般管理費」を差し引いて計算される。要するに本業で稼いだ収益はどうなっているのかを見るもの。

続いて経常利益。企業の利益は、実は本業だけであげられているわけではない。持っている現金資産が利息を生んでくれたり、株式が配当金を、不動産が賃貸収入を生んでくれたり。逆に損失もある。それが営業外損益。経常利益は、本業で稼いだ営業利益に、そうした営業外損益を加えたもの。会社の実質的な利益を見るもの。

そして純利益。これは当期利益、当期純利益と呼ばれることもある。まずは経常利益から特別損益(特損/何らかの理由によって固定資産を売却することになった場合の損益や災害による損失など)を引いた税引前純利益を出し、そこから法人税・法人住民税など法人にかかる税金を差し引いたものが純利益となる。純利益とは、何もかも払ったうえでの最終的な、その期の会社の利益ということになる。

要するに本業の利益を見るなら営業利益、会社としての利益を見るなら経常利益、その期の最終利益、結局いくら儲かったのかを見るのが純利益なのだ。ただ、難しいのは、利益ってどれか1つを見ればいいわけではないということ。経常利益は立派だけど、実は営業利益が少なくて本業でちっとも儲かっていないなら問題。逆に営業利益が多くても、実は借金まみれで金利の支払いが多くて経常利益に影響しているのも問題。営業利益も経常利益もいいのに、なんだかとてつもない特損で純利益が激減しているのも問題。利益は3つとも見て初めて見えてくるものがあるのだ。

ちなみに新聞で見る利益は、多くが経常利益。できればそこからもう一歩踏み込んで、利益は調べておきたい。

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