見たことあるけど、正直よくわからない…

小切手と手形って、どう違うんですか?

2006.05.25 THU

月末、上司に「集金よろしく~」なんて、手形や小切手の回収に行かされた覚えがある人もいるはず。現物は見たことあるけど、実は違いがわからない…って人、結構多いのでは?

どちらも支払いに用いられるものだが、簡単にいうと「手形=信用」「小切手=現金」という違いがある。一般的に手形は約束手形を指し、あらかじめ決められた期日に支払うことを約束するもので、その時点で口座に残高がなくても渡すことが可能。要は「つけ払い」みたいなものなので、振出人(支払う側)は取引先に信用されていないと、手形払いできない。小切手は換金性が高く、トラベラーズチェックのように「より現金に近い紙」なのだ。

支払いは現金か、小切手か、手形なのかは、業界の商慣習によるところが大きい。

「繊維、飲食系の卸業では手形が多いようです。先に多種の商品を仕入れておかないと商売が成り立たない業種や、常に在庫を確保しておく必要がある業種は、手形払いの傾向が強いのではないでしょうか。でも最近は、手間が少ない振り込みに切り替える企業が増えていますよ」(金融関係者)

また「△万円以内は小切手払いで、それ以上は手形払い」というように取り決めている企業もあるらしい。しかし、マンガなどで「手形は受け取るな!」なんて場面を見かけるせいか、手形にはコワいイメージが先行してしまう…。実際キケンなの?

「手形・小切手は当座預金口座(利息ゼロの決済専用口座)がないと扱えません。口座開設の際は過去の決済動向や取引状況などをもとに信頼できる企業かどうか金融機関が審査します。なので、資金繰りや経営が不安定な企業は手形を作れませんよ」(同)

期日内に支払えないことを「不渡り」といい、半年に2回以上出すと銀行停止処分となって、企業は事実上倒産…。そんな会社の手形を受け取ったら大変だが、普通は信頼関係が築けるまでは手形で取引しないそうだし、「手形=危ない」と過剰に反応する必要はないのだ。

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