対象の人は残業代なしに!?

「ホワイトカラー」ってどんな人のこと?

2006.07.20 THU

現在審議の真っ最中である「ホワイトカラーエグゼプション」をご存じ? これは、05年に日本経済団体連合会(以下、経団連)が提言し、06年に厚生労働省が素案を示した制度のこと。もしも施行されたら、一定以上の年収を得ている労働者が労働時間規制から外され、残業代の適用対象外に…つまり、長時間労働とサービス残業が合法化されてしまうのだ!

「ちょっと冗談じゃないよ!」といま思ったアナタ、そもそもホワイトカラーって、どんな労働者を指すか知ってる? 「管理職の人」という漠然としたイメージはあるが、いったいどの職種までホワイトカラーとくくるのだろうか?

「ホワイトカラーを直訳すると『白い襟』。一般的には事務系の職種の人たちのことを指しますが、いわゆる管理職以外にも営業職やIT系、研究開発職など、とにかく広い範囲の人に対して使われる言葉です」(日本労働組合総連合・広報担当)。

なるほど、肉体労働者を指す「ブルーカラー」以外はみんなホワイトカラーってわけか。最近技術開発系の人を「メタルカラー」と言ったりもするが、ホワイトカラーはかなり広い範囲を指すようだ。
がしかし、ホワイトカラーエグゼプションの中で提言されているホワイトカラーは、少し異なる。経団連が公表している資料によれば、適用対象となるホワイトカラーは、「現行の専門業務型裁量労働制の対象業務に従事する者」。専門業務型裁量労働制の従事者とは、研究開発職やSE、マスコミ系など、労働時間が自らの裁量に委ねられる業務に就いている人を指す。

しかもそれ以外の労働者であっても、賃金の支払い形態が月給制か年俸制で、年収が400万円以上の労働者などにはこれが適用されるという。400万円といったら、ほとんどのサラリーマンが対象になる。極端な話、みんな残業代ナシ! が当然になる可能性もあるのだ。これはもう審議から目が離せない。

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