“大”洗浄は20Lから6Lに進化!

日本のトイレ技術は世界最高?その“ウンチク”を聞いてきた

2006.07.27 THU

日本のトイレ技術はすごい、と教えてくれたのは学生時代の友人。世界に冠たるウォシュレットではない。便器だ。例えば“トルネード洗浄”。女性から支持が高いという。便器でトルネード? というわけで話を聞きに。日本のトイレ技術は本当にすごかった。

「最近の世界的なトイレの課題は節水。世界では6L節水便器が主流になっています」(TOTO レストルーム事業部)

40年前の便器では、1回“大”を流すのに、なんと20Lの水が必要だったという。それが1976年に13L、94年に10L、99年に8L、そして6Lと進化させてきた。

「洗浄しやすい便器の形状やタンクの排水口径などについて、長年にわたって研究を積み重ねてきた結果です。便器の設計には、今も3次元測定器などでコンピュータ解析を行っています」

TOTOの便器は今や世界各国で使われている。アメリカの公的機関による節水便器の洗浄性能テストで、なんと1位から3位までを独占したこともある。節水技術だけではない。洗浄効果を上げるため、陶器の素材研究にも力を入れてきた。99年に開発したのが、セフィオンテクト技術だ。

「従来の表面の釉薬の上に、汚れがつきにくく、落ちやすいセフオンテクト釉薬層を設けました。ナノレベルの平滑さを作り出し、しかも効果は長時間持続します」

そして“トルネード洗浄”は、最少水量で効率よく洗浄するために生まれた技術。

「従来は便器の裏側にある小さな穴から水を流して洗浄していました。トルネード洗浄では便器の奥の吐水口から直接水を噴出、便器の中を半時計回りに水が旋回して便器内をまんべんなく洗浄します」

一気に出てきた水が、渦を巻いて洗浄するのだ。なるほどトルネード。どうしてこれが女性にウケたかというと、水を出す穴がなくなったことで、最も掃除しにくい便器のフチがなくなったから。掃除しやすい”フチなし形状”なのだ。日本の技術は、やっぱりすごい。

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