かわいい社員を守れ!

大企業はもう始めてる「メタボ撲滅大作戦」

2006.08.03 THU

今、小林製薬の「ナイシトール」が売れている。外箱には男性の突き出た腹と「85」の文字。商品名の意味は「内脂取る」。そう、以前このレビュー記事でも取り上げた“メタボリックシンドローム”対策薬なんである。

男性なら腹囲85cm以上で内臓脂肪肥満。1m四方の黄色い脂肪の膜が内臓をびっちり包んでるイメージ。これに血圧・血中脂肪・血糖値のうち二つ以上がちょい高めなら、立派な「メタボリックくん」。放っておけば動脈硬化、さらに悪化すれば脳卒中、心筋梗塞に発展しかねない。

過食、遅い夕飯、つきあい酒、運動不足、ストレス、どれにも危険が潜む。つまり現代社会で働いてりゃ、誰だってメタボリックくんになる可能性大ってことだ。症状が現れるのは主に30代以降だが、若いうちからケアしておくに越したことはない。
「メンタルケアならいざ知らず、腹回りの管理は自己責任か妻の責任」と目をつむっていた企業も「こりゃまずい」と腰を上げ始めた。ただでさえ労働力不足の昨今、社員には持てる力を100%出してもらわなければ、競争社会で勝ち残れない。

六本木ヒルズにあるゴールドマン・サックス証券には、社員用の豪華なスポーツジムがある。神戸のP&G本社は、なんとオーシャンビューのマッサージルームを完備。担当者いわく、「最も重要な資産である人材をよい状態にメンテナンスするのは当然のこと。社員の生産性向上には物理的にも優れた設備が必要」とか。さすが、言ってくれます外資系。

日本企業も負けてはいない。東京ガスは、浜松町の本社の最上階に社員向けスポーツジムをオープン。完璧な低コレステロール食を社食で振る舞う三井化学や、事業所の敷地内にウオーキングコースを作っちゃった三菱電機なんて例もある。

売り上げ拡大もシェアアップも、すべては元気な現場が生み出す。「社員の健康度」が企業価値を測る指標になる日も近い!?

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