高度成長期には10%超だったけど…

今の日本の経済成長率「3%」すごいの? しょぼいの?

2006.08.17 THU

内閣府の発表では、2006年1月~3月期の実質経済成長率は、前期比0.8%増、年率換算にすると3.1%増になるという。ふむ。でも、この数字って、高いの?それとも低いの? というわけで調べてみました。

そもそも経済成長率とは、実質GDPの前年増減率。GDP(国内総生産)とは、一定期間の間に国内で生み出されたモノやサービスなどの付加価値の総額。つまり、国全体の経済の規模がどのくらいかがわかるのがGDPで、それが前年に比べてどうなったのかがわかるのが、経済成長率。

戦後の焼け野原から始まった日本は、1950年代から本格的な戦後復興が始まり、経済成長率も加速。いわゆる高度成長期に突入していく。59年度は年率11.2%、60年度には12%、68年度には12.4%を記録。60年代を通じ6%~12%台で推移した。

ところが70年代に入ると失速。最大の危機はオイルショックで、74年度には成長率が―0.5%と、初のマイナスに転落。翌年は4.0%と持ち直したものの高度成長は完全に終焉。バブル期でも88年度の6.7%を最高に5~6%台で推移していった。

そしてバブル崩壊。93年度には20年ぶりのマイナス転落。その後、2%台に持ち直し、96年度には3.6%を付けたものの、97年度には0.6%、98年には再びマイナスに。99年以降もマイナスと2%台を往復するような低成長が続いた。

日本の経済成長はこの3つのゾーンに分けられる。高度成長期、安定成長期、そして低成長期だ。それぞれ経済成長の平均は9.1%(56年~73年度)、3.8%(74年~90年度)、1.2%(91年~04年度)。この数字を見る限り、2%台なら悪くない、3%台は良い、といえるのでは。

実際、世界に目をみやれば、04年までの5年間の平均がアメリカで2.8%、イギリスで2.7%、フランスが2.0%、ドイツは1.1%。ちなみに成長著しい中国は、ここ数年10%台で推移。日本の高度成長期のような状態を続けている。

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