ウィンナーの本数減から学びました!

原油価格の高騰から代替エネルギーの話まで

2006.08.31 THU

知人が興奮気味に電話を掛けてきた。「スーパーに行ったら、大好きなウィンナーが7本入りから6本入りに変わってたんですよ!」

まあ、落ち着け。商品名を聞いてメーカーに問い合わせたところ、「近年の原油価格高騰でパッケージ包材費や輸送コスト、製造燃料費などが上昇。コストダウンの努力も追いつかず、7月から内容量を減らしました」(日本ハム)とのこと。

ちなみに8月21日現在、レギュラーガソリンの平均価格は1リットル当たり144円(石油情報センター調べ)。87年の調査開始以来の最高値を更新中だ。

調べてみると、原油価格の高騰を受けていろんなモノの値段が上がっていた。東京都の銭湯入浴料は6月から30円上がって430円に。王子製紙ネピアは7月21日から家庭紙(ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど)の出荷価格を20%~30%引き上げ。JALも10月から国際線の航空運賃を値上げすると発表したばかり。

驚いたのは、和菓子やケーキ類も値上がりしていること。これは、世界最大の砂糖生産国ブラジルがガソリンに代わる“バイオマス燃料”エタノールを増産→原料であるサトウキビの需要増で輸出量が減少→砂糖価格が世界的に上昇、という仕組み。

また、今秋の米ハリケーン到来数が多いとの予測を踏まえて、原油価格は高止まりらしい。ん? なぜ?

「ハリケーンが直撃するメキシコ湾岸は米の一大石油生産・備蓄基地。ここが打撃を受けると原油価格に大きな影響が及ぶんです」(丸紅経済研究所・柴田明夫所長)

しかし、と柴田所長は続ける。

「高止まりする原油価格は、エネルギー資源のムダ使いや環境への負荷について地球規模で見直す時期だというメッセージとも取れます。産業構造の高度化が世界的に求められているのでは」(同)

ウィンナーの本数減が原油価格、果ては地球環境問題にまでつながっているとは。勉強になりました…。  

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