大企業やアーティストが注目!!

アメリカで6400億ドル規模の「LGBT市場」って一体なに?

2006.09.21 THU

アメリカで年間6431億ドル(約75兆円)の規模を誇り、今なお拡大中の巨大市場がある。それが「LGBT市場」だ。Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシャル(両性愛者)、Tはトランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字で、性的少数者を意味する。そもそも市場が拡大したのはその消費行動の特徴にある。彼・彼女らは洗練されたライフスタイルやファッションセンスを持ち、トレンドにも敏感。扶養家族がなく所得水準が高く、消費行動が活発、というわけ。

とはいえ、6400億ドルといえばオーストラリアのGDP(国内総生産)にも匹敵する巨額。一体どんなビジネスやサービスで成り立っているのか? そこで「タワーレコード」が発刊する、LGBT市場を視野に入れたライフスタイルマガジン『yes』編集人の望月展子さんに話を伺った。

「LGBT向けビジネスといっても、特殊なものではありません。旅行や音楽、ファッションなど、私たちの周りにあるサービスや消費すべてがあてはまります。『カルバンクライン』のアンダーショーツの広告はLGBT層を狙って成功した有名な例。最近では大手ホテルが同じ広告でも、一般誌には異性のカップル、ゲイメディア向けには同性のカップルを登場させています。『メルセデス・ベンツ』などの大企業やハイブランドもLGBTのメディアで積極的にPRやマーケティングを行っています」

マドンナやカイリー・ミノーグがゲイシーンでアピールするのは、自身のセンスアップとその影響力を熟知しているから。松田聖子も『yes』とタイアップしたゲイ・イベントに出演し話題を呼んだ。「トヨタ」、「ホンダ」、「スバル」、「JAL」などがアメリカのLGBTメディアに向けPRを行っている。

トレンドに精通した活発な消費行動が生んだLGBT市場は、今後企業やアーティストが注目する重要なマーケット。日本でも「ちょいワルオヤジ」に続く新たなターゲット層になるかも!?

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