日本でも続々と代理店が登場

米・韓で話題の「ゲーム内広告」日本でも普及するのかしら?

2006.10.12 THU

「ゆきのふはアールニジュウゴをひろった▲ゆきのふのかしこさが5あがった!」

と、ゲーム中に具体的な商品名が登場することが、当然な時代になるかもしれない。

こうした広告の手法は「ゲーム内広告」などと呼ばれるもの。米国では09年までにその規模が4億ドルに達する、という試算も出ている。そして日本でも、8月末に設立された「アドバゲーミング」社をはじめ、続々とこのゲーム内広告を扱う会社が設立されているのだ。

「ゲーム中に具体的な企業や商品名を入れるという試みは、実は以前から行われていました。それが、最近活性化しているのは、ネットの普及でゲームがオンライン化され、ゲーム内の情報を随時更新可能になったから。これから発売される『PS3』や『Wii』のように、家庭用ゲーム機でもオンライン化が進んでおり、広告市場としての価値が高まってきたことも、日本での取り組みが本格化している理由でしょう」(株式会社アドバゲーミング・鈴木賢氏)

日本のオンラインゲーム市場は現在600億円程度。08年には1500億円を超えるとのこと。広告媒体としての可能性は未知数ながら、これだけの市場は確かに魅力的だ。しかも、ゲーム内広告の可能性は、単にゲームの中だけにとどまらないという。

「もっとも重要なのは、そのゲームを中心とする人々のコミュニティ。そのゲームについて語り合う掲示板や、ユーザー同士が交流を行うオフ会など、ゲームを軸とした多様な“場”が派生するので、ターゲットを絞りつつ、広がりのある広告展開が期待できるわけなんです」(鈴木氏)

こうした考え方は、現在大きな注目を集めているmixiのようなSNSでの広告展開と同様。つまり、ネット広告における

“次なる一手”がゲーム内広告、といえるだろう。ゲームの無料化や、広告収入によるクオリティの向上など、ユーザーにとってもメリットがあるゲーム内広告。今後の発展が気になるところだ。

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