mixiは「155万円」でした

株式の「公開価格」って誰がどうやって決める?

2006.10.26 THU

9月14日に上場したmixi。大きな話題となったのは、買い注文が殺到し、なかなか付かなかった初値だった。結局、翌日に付いた初値は295万円。公開価格155万円の、倍近くになったことになる。上場して値段が付くのはわかるが、さて、公開価格155万円は誰がどうやって決めたのか。

会社が上場をする目的のひとつは資金調達。したがって、最初から高値で買ってくれるほど、たくさん資金は集まることになる。だが、もし高値で公開して、その後株価が急落したりしたら、会社は信用を失ってしまう。そこで株式の公開時には、上場できるかどうかの評価を行ったり、様々な事務手続きもサポートしてくれる幹事証券会社というものが会社に付く。この幹事証券会社が、公開価格を決めていくのだ。

その方法は、今やほとんどが「ブックビルディング」。まず幹事証券会社が機関投資家などの株価に詳しい人たちに意見を聞き、仮条件を決定する。例えば、100万円~120万円といった具合。それを一般に公開して、いくらなら買うというデータを集めて発行価格を決定していく。かつてはもうひとつの方法である「一般競争入札」が行われていた。だが、入札はどうしても公開価格が高くなる傾向があった。そこで1997年、国際的に認識されたブックビルディングが導入された。

このブックビルディング、一般投資家も参加できる。そして参加すれば、新規公開株を買えるチャンスが出てくる。新規公開の株式は、主に幹事証券会社から売り出される。サイトなどで仮条件をふまえ、購入価格を提示すればいいのだ。だが、必ず買えるとは限らないのが新規公開株。欲しい人がたくさんいる場合、抽選だからだ。

いずれにしても、公開価格は時間をかけ、需要を調査して慎重に作られる。それでも上場後に株価が大幅に上がったりするのは、売りに出る株式数が少ないから。株価はそのときどきの需要と供給のバランスで、決まるからである。


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