海外ではチップという慣習がありますが…

「サービス料」っていったい何?断ることはできないの??

2006.10.26 THU



イラスト:ホリユウスケ
ちょいと一杯のつもりで飲んで、いつのまにやらキャバクラへ。さて、帰ろうかと明細を見て驚愕。サービス料として料金の30%が上乗せされているではないか。すっかり忘れていたが、キャバクラでは料金の10~30%をサービス料として請求される場合がある。給料日前に、これは痛い。

と、ここで素朴な疑問が湧いてきた。サービス料っていったい何よ? そもそもチップという慣習がない我が国において、サービスというカタチのないものに対価を払うという感覚は希薄である。確かにホテルでは宿泊料に加算されているのが普通だし、居酒屋のお通しなどもサービス料ととらえられなくもない。それにしても日本人の感性としては、何か支払わされている感があるのも否めないのだが…。

結論からいうと、やはりサービス料は海外のチップ制度を日本流に解釈したもの。戦前にホテル業界で、チップの代わりにサービス料として一律に請求する制度を慣例化したのが始まりだという。輸入モノの概念を無理に取り入れたのだから違和感があるのも当然。現在でも各業界に明確な基準があるわけでもない。となると、ますますサービス料って支払わなくちゃいけないのかな~と思えてくるのだが、どうなんでしょうか、弁護士の生田康介先生。

「弁護士としていえば、ケース・バイ・ケースです。サービス料が当然かかると想定できるホテルなどについては、支払うべきといえますし、客観的に想定しにくいといえるケースでは、当事者間の話し合いになりますね。キチンとその旨を明示しているかが最大の争点になるのは確かです」

法的には、事前に明示されなければ、支払い義務があるというものではないようだ。ただ、法外な金額でもふっかけられない限り、無理に断っても精神衛生上よろしくない。冒頭の話のように、優良キャバクラ店のサービス料で動揺、なんてのも大人げなさすぎなので、最初に料金システムはチェックしときましょうね。


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