“増税”ばかりが話題になってますけど…

消費税って何目的だっけ?ちゃんとその通りに使われてる?

2006.11.09 THU



写真提供/時事通信
消費税の増税問題が騒がれて、早幾年。安倍内閣発足で増税の行方が気になるところ…でもちょっと待って! そもそも消費税って、何のために導入されたんだっけ?

消費税は89年4月、「高齢化福祉対策のため」という名目で導入されたのだ。同年12月、高齢者福祉サービスの数値目標を定めた「高齢者保健福祉推進十か年戦略」が策定されたのだが、それは「消費税導入の趣旨を踏まえ策定されたもの」とされている(平成8年版厚生白書より)。

しかし先日の自民党総裁選の際、立候補者の谷垣禎一元財務大臣が、消費税を社会保障の財源に充てるという、“目的税化“する考えを明言していたような…。ってことは、今まで消費税は福祉以外の一般財源として使われていたってことなの?

「“目的税化”というのは、特定財源化するということ。福祉なら福祉のためだけに使うお金にするという意味です。現在消費税は一般財源として入り、老人医療・介護・基礎年金などに使われています」(財務省消費税担当)

なんだ、そうだったんだ…。つまり、消費税は用途が特定されていないので、予算案で決められた目的に使った後に財源が余れば、何に充ててもOKということなのだ。

ただ消費税は現状、余ることはおろか、全然足りていない状態。やっぱり近い将来、消費税の増税は免れないのだろうか? 経済評論家の三原淳雄先生に訊いてみた。

「これからは『財源が足りないから増税』という考え方は通用しなくなります。だって労働者人口もGDPも減って、税収も減る一方ですよ? 稼ぎから取る増税ばかりじゃ埒が明かない。“どうすれば納得して税を払えるか”を考えるべきです。そのためにはまず国民を豊かにして、納税者も税に関心を持たなきゃ」(三原氏)

まずは支払う税が何に使われているか把握しておくことが大切。そうすれば、税金への考えも膨らむはず!


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