日本の「法人」は実は4つしかない?

財団に社団にNPO法人…「法人」っていったい何なの?

2006.11.22 WED

法人というと、まず思い浮かぶのが、一般の会社。ところが日本には、法人と名の付くものが、やたらたくさんあるのである。財団法人、社団法人、学校法人、NPO法人、宗教法人、中間法人…。うーん、こりゃ大変だ。

そもそも法人とは、法律の規定により「人」としての権利能力を付与された団体のこと。となると、労働組合も信用金庫も、相互会社も、もちろん法人。こうなると、ますますややこしくなってくるわけだが、実は法人、大きく4つに分けることができるのだ。これが理解できるとあら不思議、法人の全体像がよく見えてくるのである。

まず大きな区分けは、「営利法人」と「非営利法人」。つまり、営利を目的とする団体か、営利を目的としない団体か。株式会社をはじめとした企業は基本的に営利法人。一方、社団法人や学校法人、労働組合などは、非営利法人に分類される。

さらにこれを2つに分けるのが、公益と、非公益。広く社会に向けて団体としての活動を行っていくのか、あるいは特定の人たちに向けて活動を行っていくのかだ。この区分けを作ると、営利法人は2つに分けられる。社会インフラを担う、いわゆる「公益企業」と一般的な「営利企業」。そして非営利法人も、対象が広いか狭いかで「公益法人」か、非公益法人(「中間法人」と呼ばれている)に分けることができる。

世の中に法人はたくさんあれど、この4つのマトリックス分類の中に、すべて収まってしまうのだ。例えば、社会福祉法人は、非営利で公益。鉄道会社は営利で公益。株式会社は営利で非公益。共済組合は非営利で非公益、などなど。ここから、細かな違いを見ていけばよいのである。

ちなみに、わかりにくいのが、財団法人と社団法人の違い。両者ともに政府や所管省庁の認可で設立、公益に関する事業を行うが、社団法人が一定の目的のもとに「人」が集まった組織なのに対し、財団法人は一定の目的のもとに「金」が集まった組織。微妙に違うのである。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト