RBSにスタンダード・チャータード

聞いたこともない外資系銀行がなんで急に注目され始めたの?

2006.11.30 THU

近ごろ、耳なじみのない外資系銀行の名前をニュースで聞くことがとても多くありませんか?今年に入って急に英国系のスタンダード・チャータード銀行やロイヤルバンク・オブ・スコットランド(以下、RBS)など、聞いたこともなかった外資系銀行に注目が集まっているのだ。驚きなのは各銀行とも新顔ではないこと。スタンダード・チャータード銀行にいたっては、日本に進出して126年目でのブレイクだ。これには何か理由があるのだろうか?

「理由としては、日本で名の通った米系銀行の不振が大きいです。その合間を縫って、アジアに強い香港上海銀行(HSBC)やスタンダード・チャータード銀行が注目されてきたのでしょう。さらに、好業績を背景にした合併で規模を拡大したRBSなど、英国や欧州大陸系銀行が日本でも存在感を増してきています」と、外資系銀行に詳しい国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎氏は分析する。

また、外資系銀行ならではのサービスの特徴が、思わぬPR効果をもたらしているようだ。

「銀行業は、特に個人・小規模法人向け分野で顕著ですが、もともと地元勢が強いものです。ですから、外資系銀行は、基本的に他国では大きな支店網でビジネスを展開するのではなく、特殊分野を狙うことになります。例えば、富裕層向けサービスや、資産運用などです」(末吉氏)

富裕層向けのサービスや資産運用といえば、特に最近各メディアで注目されているキーワード。景気や株価の回復を追い風に、知名度の低い外資系銀行に急にスポットが当てられたのだ。

余談だが、外資系金融機関といえば、リーマン・ブラザーズ証券を筆頭に、ユニークな名前が多い。外資系銀行でそそる名前といえば、世界で躍進中というオランダのエービーエヌ・アムロ銀行! ガンダムファンにはたまらない響きです。


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