予算編成大詰めであらためて注目

一般会計の約2.8倍もある特別会計ってなに?

2007.01.05 FRI

年末ともなると、そろそろ予算編成も大詰め。本号が出ているころには、財務省原案をもとにした2007年度予算の政府案が決定しているはず。この政府案は、年明けの通常国会に提出され、衆参両院の審議を経て成立という流れになっている。

ところでこの予算、一般会計と特別会計があるのをご存じだろうか。特別会計のナゾに迫る前に、まずは両者の違いからおさらいしておこう。

通常、予算といえば一般会計を指す。例年この時期に政府案として報道されるのも当然この一般会計のことだ。

一方、特別会計とは、国が特定の事業を行う際に、収支を明確にするため、一般会計と区別して例外的に設けている会計のこと。ちなみに現在は、国民年金や道路整備など、31の特別会計がある。

で、問題なのはここから。予算のメインはあくまで一般会計で、特別会計は例外のハズ…なのに、両者の額を比べてみると、たとえば2006年度予算の場合、一般会計が79.7兆円に対して、特別会計は一般会計のおよそ2.8倍にあたる225.3兆円もあるのだ。

もちろん「額が大きい=ダメ」なわけではないが、その規模の大きさから各省庁の無駄遣いや既得権益の温床なのでは…との批判があるのも事実。また特別会計には特定財源を持つものが多く、会計基準がバラバラなため余剰金の実態がわかりにくい。これもアヤシイと言われる一因だ。

そこで出てきたのが、特別会計の見直し論議。安倍首相は「特別会計整理合理化法案」を年明けの通常国会に提出すると明言。法案の内容は、統廃合により特別会計の数を減らしたり、余剰資金を一般会計に繰り入れるといったもの。

しかし、「既得権益の温床」である以上、当然予想されるのがいわゆる「抵抗勢力」ってやつ。安倍政権にとっては初めての予算編成でもあることだし、ここはお手並み拝見といったところか。

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