そもそもホントに日本の景気はいいの?

戦後最長といわれる景気拡大は今年も続くの?

2007.01.11 THU


政府が日本の経済状況を発表する「月例経済報告」。昨年11月に発表されたこの報告で、日本経済は「いざなぎ景気」を超えて、戦後最長の景気拡大になったという。「いざなぎ景気(65~70年)」とは、戦後の日本に最大の好景気が到来したことから、日本を作った神様“いざなぎの尊”にちなんで名づけられたもの。そして今回は、その好景気を、さらに上回っているのだそう。

そもそも今回の好景気の始まりは、02 年1月から。以後、日本経済は右肩上がりなのだ。つまり、好景気が続いてるってこと…。それなのに街では、「実感がない」という声が多々上がっている。うん? これでホントに好景気といえるのだろうか? 経済の専門家に話を伺ってみた。

「統計を重視するエコノミストによれば好景気ということになりますね。では、『なぜ実感できないのか』ですが、それはタイムラグにあるのだと思います。好景気の影響で企業が潤えば、設備投資を行ったりします。次に企業は雇用を増やそうと動き出し、最後に従業員の賃金アップとなります」(『景気変動と経済政策がよ~くわかる本』著者・跡見学園女子大学助教授・山澤成康氏)

つまり僕たちが、“景気がいい”ということを最も感じられる給与アップは、最後というワケ。それではいつごろ、給与明細にステキな変化が見られるのでしょう?

「給与をアップすれば、会社はそれ以降もその額を支払わなくてはならないので、踏み込みづらいのだと思います。でも昨年末から雇用拡大の動きが出てきているので、流れからすれば今年の3月~4月にかけて変化が見られるのではないでしょうか。おそらく会社の財務担当者などは、でに好景気を実感していると思いますよ」(同)

経済活動の波を見る限りでは、今年の景気も穏やかに良好だという山澤氏。とはいえ僕たちがそれを実感するには、また時間がかかるはず。山澤氏が予想した3月が正しいことを願ってます!

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