TSUTAYAやゲオが漫画レンタル開始!

今までコミックレンタルがビジネス化しなかったのはなぜ?

2007.03.15 THU

「あのマンガ読みたいけど、買うほどでもないし、漫喫に行く時間もない…」そんな人に朗報! TSUTAYAやゲオなどが漫画レンタルを始めるんです! TSUTAYAでは、すでに46店舗で試験的に始めていて、来年3月までには100店舗に拡大する予定とか。で、気になる料金は?

「店舗により異なりますが1冊90円前後ですね。ここ数年、コミック原作の映画が人気なのでDVDを観て、原作を読み、主題歌を聴くという連動効果が予想され、ビジネスとして成り立つと考えています。実際、レンタルを実験的に開始した店舗でも反響は大きいですよ」(TSUTAYA広報・高橋祐太氏)

確かに、この料金ならつい借りたくなっちゃいそう! でも、なんで今まで本格的にビジネス化されなかったの? 著作権の問題とか? 漫喫があるんだからレンタルも可能な気がするけど…。

「実は、漫画喫茶のように店内で閲覧する場合はレンタルにならず、店外に持ち出す場合のみ、レンタル扱いとなります。2004年に、出版物の貸与について著作者が主張できる権利(貸与権)を認める法律が成立したことを受け、レンタル業者と著作者の間で使用料の規定が正式に決定したんです。そして今年2月、著作者に一定の利益を還元する仕組みが完全に整ったんです(左図参照※R25本誌では左に図が表示されています。)」(文化庁著作権課・森下元文氏)

え!? じゃあ、使用料の規定が決定するまでは著作者にお金を支払わなくてよかったの? だったら、それまでにコミックレンタルを始めればよかったんじゃ…?

「規定がない状態でフランチャイズ展開を始めた場合、後に使用料などの正式なシステムが整ったときにビジネスとして成り立つかどうかわからなかった。だから、参入できなかったんですよ」(前出の高橋氏)

なるほど。先行き曖昧な状態でビジネスは始められないもんね。これからは、漫画もレンタルで気軽に読める時代がくるのかも。


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