箱根ターンパイクが改称!

TOYO TIRESターンパイクは道路命名権ビジネスを加速するか

2007.03.29 THU

『味の素スタジアム』や『グッドウィルドーム』にみられるように、スタジアムやドーム球場などの命名権を取り引きするネーミングライツビジネスは一般的になりつつあるが、ついに道路にまでこの動きが波及している。その一番手となったのは、よく自動車雑誌やテレビ番組などの撮影が行われるので、その名を知る人も多いであろう『箱根ターンパイク』。東洋ゴム工業が命名権を取得し、3月から『TOYO TIRESターンパイク』とその名が改められたのだ。

道路の命名権が取引されるのは日本初。ターンパイク株式会社によると「通称としてはともかく、正式名称に企業名がついている道路は知り得る限りありません」とのこと。世界的にも珍しい例のようだが、ターンパイクは企業が所有する私道のため、可能だったともいえる。

「ターンパイクは年間100万台が訪れる有数のドライビングルートであり、周辺道路に比べて事故件数が圧倒的に少ないなど安全対策にも定評のあるルート。企業名の宣伝とともに、安全面で社会にも貢献できると考え、今回の合意にいたりました」(東洋ゴム工業広報グループ・青木さん)

すでに道路標識などのサイン類もリニューアルされ、無線通信で自動決済できる料金所も新たに導入されるなど、一般道路とは比較にならない環境整備がされている。

「国土交通省からも『新しいインフラの利用方法のさきがけとして期待している』とのお言葉をいただいており、政府や自治体の所有物にかかわる命名権もかなり動き始めていますね」(ターンパイク株式会社社長・橋本さん)

実は一般道などの国有財産も、命名権の売却は可能かどうか検討されている。自民党のプロジェクトチームは、レインボーブリッジや明石海峡大橋などをネーミングライツ導入の候補にあげているとか。ターンパイクの成否は、道路命名権ビジネスの今後を左右することになりそうだ。


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