どこの会社にもあるけれど奥深い仕事…

『月刊総務』で読み解く、総務部の仕事とは?

2007.06.21 THU



イラスト:河井克夫
書店のビジネス誌コーナーを眺めていて、ふと目に留まった『月刊総務』。総務部専門誌だ。ページを開くと、特集は「今、求められる福利厚生制度の探究」「総務のためのインターネット活用術」。おお、他部署の仕事にも役立ちそう。でも「社葬の事前準備マニュアル」ってそんなに大事なこと?

「総務の三大業務は『オフィス移転』『株主総会』『社葬』。とくに社葬は企業トップの交際を日ごろから把握しておかないと、大きなトラブルに発展しかねません。おおっぴらに聞けない分、記事の反響は大きいですね」(福西七重編集長)

総務の仕事はコンプライアンス(法令遵守)、内部統制、情報セキュリティなど様々。同時にトップの経営戦略を汲んで、各部署を横断的に結ぶ。縦(トップダウン)、横(同僚)、ナナメ(部署・役職・性別・年齢を超えた社員間)のコミュニケーション力が問われる重要なポジションなのだ。

一方で、こんな意外な話も聞いた。

「中堅企業を中心に運動会や社員旅行などを復活させるところが増えているんです。静かなフロアでパソコンの画面をにらんでいるだけでは十分な社内コミュニケーションが図れませんからね」(同)

同誌発行元のナナ・コーポレート・コミュニケーション(新宿区)では社内報の制作も請け負っているが、こちらも10年前と比べて受注件数が約10倍に増えている。

また、総務専門ポータルサイト「e総務ドットコム」(www.e-somu.com/)もアクセス数が増加中。同サイトを運営するエフアンドエム(大阪府吹田市)は「雇用・社会保険の手続きや給与計算など、今までアウトソーシングしていたルーティン雑務を社内で行い始める企業が増えています。また、昨年5月の会社法施行で小規模な企業が増えたことも大きい」と分析する。

いずれにせよ「縦・横・ナナメのコミュニケーション」力からは大いに学ぶところアリ。さっそく他部署に赴いて、まずは世間話から始めてみますか。


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