新入社員の目標は「部長クラス」!?

ところで「部長」や「課長」など役職によって何がどう違うの?

2007.08.09 THU



写真提供/AFLO
将来の夢は、「アメリカの大統領」。小学校の卒業文集に僕は、こともあろうにそう書いた。「社長」でも良かったけれど、夢は大きくっていうし、つい…。思い出すだけで、赤面する。お恥ずかしい。でも、最近の新入社員ときたら、冗談でもそんなこと言わないみたい。

何の話かというと、産業能率大学が、07年度の新入社員に「最終的に目標とする役職」を尋ねたところ「社長」ではなく「部長」がトップだったとか。社長は不祥事があると矢面に立たされ大変そうだから? っていうかそもそも「部長」と「課長」の役割ってどう違うの?

会社の利益を生み出す組織の最小単位が課。そのリーダーである課長は、会社が決めたノルマを達成しつつ、シェアの拡大など目標達成のレベルを引き上げていくのが主な役目だ。そのため、課長には部下をまとめ上げるマネジメント能力に加えて、部長の指示を正しく理解する調整能力が求められるという。

対して、部長は戦略的意志決定をするのが仕事だ。新しい事業を開発・創造し、それを着実に実行していく執行管理責任者。したがって、部長には「事業をとりまく状況を洞察・予測し、新たな戦略を決断する能力」が求められる。

つまり、会社の経営方針にのっとって戦略を決定するのが部長で、それを実行する実務レベルの責任者が、課長というわけ。もちろん会社や業種によって、違いがあることもお忘れなく。

こうやって考えてみると、部長は部長で大変そうだし、なぜ新入社員は「部長クラス」が最終目的なんだろう?

「いわば社長は経営者で、ビジネスマンの頂点は部長。だから、具体的なイメージが湧く部長に親しみを持っているからでは?」(船井総合研究所コンサルタント部長・高田正志さん)

出世はしたいけどあんまり大きな責任は背負いたくないってことなのかも。


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