中国パワーはこんなところまで

世界の「ブラジャー戦争」に日本も巻き込まれる日が来る!?

2007.08.30 THU



イラスト:つるけんたろう
ブラジャー。いつ聞いてもナイスな語感。谷間。大好き!とにかく、基本的にピースなアイテムのはずが、なんと経済界を舞台に、中国・米国・EUの間で「Bra War(ブラジャー戦争)」が勃発していたんです!

ことの発端は2005年1月。WTO繊維協定の規制を解かれた中国が、自由貿易の名の下に安価な繊維・衣類品を世界に向けてドーンと大量放出! 市場に激震を起こした…。規格外の中国パワーに自国産業の危機を感じたブッシュ政権は、急遽、中国製繊維品の7品目に対しセーフガードを発動。一方、EUは中国製繊維品を税関でブロック! 大量の中国製ランジェリーが足どめをくらうことになった。たび重なる貿易協議の末、EUではセーフガード発動に至らなかったが、これら中国製繊維品が巻き起こした深刻な貿易問題が「Bra War」と呼ばれて一躍、関係国のホットトピックに。これに対し、中国側が米国・EUに期間限定の輸出制限を設けることで一時休戦したのだった。

いやはや、いつの間にこんな事態に…てか、なぜ日本では騒ぎにならなかったの!?

「日本でも、実はタオルなど一部の業界で中国製品に対するセーフガード発動の要請があったのですが、欧米のような騒ぎにはなりませんでした。まず中国にとって、日本の市場は欧米と比べると品質に対する要求が非常に高い。またロットが小さいため規模のメリットが出しにくい、デリバリー期間が短いなど、難しい要素が多い市場なんです」(経済評論家の島田雄さん)

中国メーカーのオリジナルブラは繊細な大和撫子のお気に召さなかった!? だが、他の産業と同じく日本の繊維業は中国に生産を依存している。安い人件費の対価として日本の高い技術力を入手した中国が、いずれ激安でかわいい無敵のブラを開発すれば、とても中国の競争力には太刀打ちできない…要セーフガード! 今後の「第二次ブラジャー戦争」は日本にも飛び火する気配。要注目!


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