食料危機を乗り切るために

サラリーマンのための「農業ビジネス」の始め方講座

2007.09.06 THU


人口増加に伴う食料危機が指摘されている。現在、世界の人口は約66億人。これが2050年には90億人を突破する見通しだそうだ。う~ん、これはヤバそう。食料自給率39%(カロリーベース)の日本は大丈夫なの?

そこで、この問題のささやかな打開策として「農業ビジネス」について考えてみた。伺ったのは『農!黄金のスモールビジネス』の著者・杉山経昌氏。先生、僕らが農業を始めようと思ったらまず何をすれば?

「まずは土地ですね。土地は、いきなり買うよりも借りたほうが手軽に始められます。現状、農地は借り手が不足しており、安く貸してくれる場合が多いですね。具体的には各市町村にある“農業委員会”が農地の売買や貸し借りを斡旋しており、ここで探すことができます。たとえば収益性の高いイチゴ栽培の場合、ひとりで栽培できる限界である1反(300坪)を1年間使用するとすると、およそ数万円~(地方の場合)で借りられます」(杉山氏)

よし、場所に関しては決まった。いざ作業に取りかかろう! …と思ったものの、何から始めればいいのでしょう?

「まずは役所や農協などで聞いてみましょう。種まきから育苗、肥料、農薬、収穫、出荷といった農作業の工程をイチからタダで教えてくれます。私のアドバイスとしては、農業は台風や日照り、大雨などの自然災害がつきものなので、いざという時のために余裕のある資金管理をしてほしいですね。最初のうちは、トラクターなど高価な機械は近くの農家にお願いして貸してもらえばいい。そうして、その土地での付き合いを広げていくのも大事なことです」(同)

杉山氏いわく「サラリーマンは農業に向いている」そうだ。会社で培ったコミュニケーション能力は田舎での付き合い方に、スケジュール管理は効率的な農作業に、マーケティングスキルは販売活動に役立つという。近い将来に到来する(!?)食料危機に備え、農業ビジネスについてちょっと考えてみてはいかが?

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