企業合併の裏に「仲介役」あり!?

「M&A」助言ビジネスはどんなことやってるの?

2007.09.06 THU



イラスト:牧野良幸
テレビや新聞で見かけるM&A(企業の合併・買収)のニュース。そもそもアレって、当事者同士が話し合って決めるものなの? 仲介屋とかいるの?

「仲介は、『売る側』に立つ人=銀行や証券会社、M&A仲介専門会社と、『買う側』に立つ人=会計事務所やM&A仲介専門会社がいて、それぞれの説得で進みます」というのは、M&Aの仲介ビジネスを手がける日本中央会計事務所代表取締役の青木寿幸さん。銀行や証券会社が仲介役を務めるのは、上場企業など大手同士の場合が中心で、中小企業の場合は会計事務所や専門会社が仲介役となるケースがほとんどだという。また、商工会議所でも相談を受けているが、そこから会計士事務所などを紹介されることが多いそうだ。

実際の流れは、「売りたい側」の仲介役が会社の資料を作成→知り合いの会計事務所などに話を持っていく→「買いたい側」の仲介役が資料をチェック→実際に会社の調査をし、条件の最終調整→売買契約、という手順になっている。業種によっては、さらに法的違反がないかを弁護士が調査。不動産鑑定士がチェックに入ることもあるが、早いと1カ月程度で成立するという。

「今は買いたい会社がほとんど。良い会社があればいつでも買いたいと、顧問の会計士などに伝えておくんですが、売りたい話のなかには、良い話はあまりない(苦笑)。弊社の場合、月に3~4本の話があると、契約が成立するのはだいたい1本程度。年間10本ぐらい決まれば多い方です」(同)

気になるM&Aの仲介役の報酬は?

「仲介の『成功報酬』と、調査に関する『固定報酬』(買収金額の1%から5%程度)があります。あとは話し合いですね」

現在は、上場を目指す会社が増える一方で、親から子どもへの事業継承ができない会社も多く、M&Aの需要は増加傾向にあるという。ここに目をつけたM&A助言ビジネス、経済のいまを読み解くひとつのキーワードになるかもね。


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