朝青龍よりも注目したい!?

急成長のモンゴル経済預金金利8%のナゾ

2007.10.11 THU



写真提供/AFLO
朝青龍の帰国療養で一躍注目を浴びた「モンゴル」。実は、投資家からは既に注目されている国だった。ある情報では「預金利率は約15%」「不動産投資で利回り17%」なんてウワサも…。調べてみるとこの話、日本のエイチ・エス証券が買収したモンゴル国有のAG銀行(現ハーン銀行)が、2年前に某テレビ番組で紹介され有名になったもの。この高金利は健在? とエイチ・エス証券に確認すると、現在は金利12%(現地通貨トゥグルグで1年定期預金の場合)とのこと。日本のメガバンクは同条件で0.35%(9/27現在)。少し下がったとはいえモンゴル凄いぞ。この高金利の理由を日本モンゴル学会会員東京国際大学栗林純夫教授に聞いた。

「モンゴルの預金金利は平均8%。高い数字ですが物価上昇率も11%なので、トゥグルグで預金するだけだと3%目減りします」

えー、減るの!? しかも、モンゴルの銀行は現地でしか預金ができないのだとか。テンション下がるな。では不動産投資は?「首都ウランバートルは、老朽化した建物も多く建て直しが必要。ですから、建築ラッシュで不動産投資も盛んです。ただ、都市計画は混乱し、何でもありの状態。日本のように建築基準法がしっかりしていないので自己責任が必要です」(栗林教授)

粗悪な物件に当たる可能性もあるが、上手く投資をすれば配当も大きい。ハイリスクハイリターンってことか。おいしい話だけではなさそうなモンゴルへの投資。しかし、経済が急成長していることは事実。その背景には、鉱物資源の豊富さがある。

「とくに銅と金。原材料資源が足りなくなった中国が目をつけたことに端を発し、世界中の国や企業から資金が流入し市場を循環するようになった。これがモンゴルの急成長につながったんです」(栗林教授)

投資家が熱い視線を送るモンゴル投資。実際は個人投資よりも国、企業単位の資源開発投資のほうが活発なのだとか。貯金がなくて個人投資も難しい筆者には、なんだかスケールが大きい話だ。

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