ヒラ社員から係長、課長、部長へ…

“出世の道”ってどんな道?

2007.10.18 THU



写真提供/AFLO
本誌8月9日号で“「部長」や「課長」など役職によって何が違うの?”という記事があったけど、今回はこれに関連して“出世”について考えてみたい。「新入社員に目標の役職を尋ねたところ、『社長』ではなく『部長』がトップだった」(産業能率大学調べ)なんてデータもあるけど、そもそも出世するってどういうことだろう。『出世のルール』著者・浜口直太氏に聞いてみた。

「出世、つまり“昇格”ですが、“長”がつく管理職になると、労働基準法第41条により労働時間規定の適用を受けない労働者として扱われます。そのため週40時間・1日8時間労働、週1日は休日といった規定を遵守する必要がなくなります。基本給は増えますが、残業手当が出なくなり、労働時間の観点から見れば結果として給料が下がることもあります」(浜口氏)

給料が増えるのはうれしいけど、前述のようなこともあるし、責任も大きくなる。

“自分はヒラのままでいい”と思う人だっているかも…昇格を断ることはできるの?

「日本の会社においては問題アリでしょうね。周囲が昇格か異動をしているのに、同じポジションに居続ける人がいたら違和感があるでしょう。その点欧米では“キャリアカウンセリング”が年に3、4回行われ、そこで今後の役職についてオープンな関係で話し合われたりもします」(同)

そういえば欧米の場合は専門的な知識を生かして仕事をするスペシャリストが多く、日本は様々な仕事をこなせるゼネラリストが多いっていうけど、これってホント?

「確かに欧米の場合は“自分はこれだ!”と自負するスペシャリストが多いですね。逆に日本は営業や人事など、様々な能力が社内で求められます。日本の管理職にゼネラリストが多いのはそのためですね」(同)

日本で出世するためにはゼネラリストであるべし、なのかも。ただ長い目で見るとスペシャリストのほうが“つぶし”がきくと言われることも。出世する良し悪しも含めて迷いどころですね。


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