消費電力が多いと思いきや…

街を彩るイルミネーションその進化と意外な効果とは?

2007.11.29 THU



遠藤貴也=写真
まもなく師走。世間はすっかりクリスマス一色。街角には様々なイルミネーションが飾りつけられ、幻想的なムードを演出しています。

あの東京駅前・丸の内を光のアーチで彩った「東京ミレナリオ」は05~06シーズンで終了しましたが、ここ数年でイルミネーションイベントは「冬の風物詩」としてすっかり定着した感があります。

「それは、発光ダイオード(LED)の開発により、イルミネーションがものすごい進化を遂げたからでしょう」と教えてくれたのは、イルミネーションイベントのデザイン・プロデュースなどを行っている、株式会社ドリームライトの石川さん。

「かつては『ペッパー球』や『ミニ球』と呼ばれる、いわゆる電球を使ったイルミネーションが主流でした。しかしこれは球が切れやすく、ひとつが消えると一列すべてがつかなくなってしまうという欠点がありました。しかしLEDは球切れがなく、光も強い。また放熱が少なく、例えば樹などに巻きつけても植物に負担をかけないことから、格段に飾りつけやすくなりました」

白色や青色発光ダイオードの開発により、表現の幅が広がったことも大きいそう。ところで、お金の話も気になるわけですが…。

「例えば、私どもが担当した『リステル猪苗代』(福島県)というホテルでは、東京ドーム2個分の敷地に33万球のイルミネーションを飾りました。総予算は3000万円でしたが、マスコミの取材なども殺到し、見物人も1日3000人ほどに増加。宿泊はもちろん、日帰りの食事や入浴といった形でもホテルを利用するため、経済効果としても十分に元を取ることができました」

広告効果としても優秀ってわけですね。さらにLEDは、消費電力が電球の4分の1で済むため、エコ的にも優れています。「最近では自宅をイルミネーションで飾る人々も増えており、街が明るくなって防犯対策にもひと役買っています」(同)

こんな視点で眺めれば、感動の深みもグッと増すかも?

※写真は、この季節ならではのロマンチックな新宿の風景。今年は西口から南口(小田急のハルク~サザンテラス)までが『新宿テラスシティ イルミネーション2007』としてボリュームアップ(12月25日まで)。サザンテラスエリアは、小田急・タカシマヤ・ JR東日本の3社が毎年恒例の『 SHINJUKUサザンライツ』として“相互乗り入れ”を実施中(~来年2月14日まで)

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